阪神 4-7 巨人 (10月3日、阪神甲子園球場)

 阪神タイガースは最終回に4点返す粘りを見せるも、それまでの7失点が大きく響き、敗れた。

 この試合の分岐点の1つに5回のガンケルの打席で代打を送らず、6回も続投させたことがあると思う。この続投はもちろん今日の試合だけを考えれば結果的に失敗ではあったが、来季以降のことを考えれば正解であったと考える。この記事の「ガンケルの続投は正解」というタイトルを見て、びっくりした方が多いかもしれないが筆者は、来季以降のことを考えてそのような少し刺激的なタイトルにした。

 では、来季以降を考えればなぜ今回のガンケルの続投は正解だったのか。それは、ガンケルの先発としてのスタミナの有無、3巡目の相手打線の反応を見ることができたからだ。あのまま5回2失点で降板させても来季以降先発を任せられるということには繋がらないと考える。やはり外国人先発投手には最低でも7回8回はいってもらいたい。その意味でその点が不透明で一抹の不安があるガンケルに続投してもらい内容・結果を見たかったのだ。今回の結果はその続投した6回に3失点。もちろん、結果は良い方が良かったのだが、今回の結果でも来季以降の彼の去就を考えるうえで重要な材料になるため、収穫があった。

 今日の投球内容も含めて、ガンケルともう一人の外国人先発投手・ガルシアは正直先発としての残留は微妙なところだ。はっきり言えば厳しいとまで言えるかもしれない。両者ともに中継ぎとしてはそこそこ活躍できることを見せているが、あくまでそこそこであり、そちらで残留するのも難しいのではないだろうか。

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