阪神 6-3 DeNA (9月22日、阪神甲子園球場)

 阪神タイガースはもつれた試合を3番・糸井の同点タイムリーと勝ち越しタイムリーで制した。

 この試合を見ていても思うのはやはり、野球というスポーツは3番打者が重要だなということだ。タイガースは今季、糸井・福留の不調や彼らに代わる選手がなかなか出てこないことなどにより、3番を固定できていない。今季、もしも3番に4番サンズ、5番大山に匹敵するような成績を残せる選手がいれば巨人より上の順位はなくとも、巨人に肉薄していたのではと思わざるを得ない。

 たらればの話をしても仕方がないため、来季の3番打者の話をしたい。今日は糸井が3番打者として文句なしの結果を出してくれたが、来季1年間3番を務められるかは大いに疑問だ。今のタイガースの選手の中で3番として多少なりとも期待できるのは、ケガで離脱し最近2軍で出始めたマルテぐらいではないだろうか。マルテの選球眼と長打力は3番として十二分なほどであるし、仮に今季開幕直後のような状態を1年間調子の波を少なく維持できるのであれば、適任だと考える。ただ、不安要素としてケガの多さがある。また、外国人枠の問題もあるが、マルテには今季中になるべく早く1軍に上がってきてもらい、活躍して来季契約を勝ち取ってもらいたい。

 その他の今のタイガースの選手では、例えば大山を3番にしてみるのも面白いとは思うが、大山を今すぐ3番にすることは、4番・サンズが重要な局面で現在よりも勝負を避けられるため、できない。そのため来季、チャンピオンフラッグを本気で獲りにいくにはいずれにしても、もう一人クリーンアップを担える選手が欲しいのだ。そこで候補に挙がってくるのが気が少し早いかもしれないが、FA戦士だ。本人の意向などがまだ分からないため、その辺りを抜きに考えるとヤクルトの山田やDeNAの梶谷の名前が挙がってくるだろう。筆者個人の意見は、梶谷はライト問題も3番問題も一気に解決してくれることを期待できるため、本人が今オフFA宣言すれば、全力で獲りにいくべき選手だと思う。

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