タイガースブログ

阪神タイガースについて書いているブログです。

2020年01月

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ボーア、サンズの紹介と期待されること

 今回は阪神タイガースが今オフに獲得した2人の新外国人野手を紹介する。その2人とは内野手のジャスティン・ボーア(31)と外野手のジェリー・サンズ(32)である。

 ボーアは193センチ、122キロの巨漢で、並外れた長打力が武器の一塁手。長打力の高さはメジャー通算92本塁打という数字が証明している。メジャーでの実績があることから年棒は約2億7500万円と高額であるが、そこからも球団の期待がうかがえる。甲子園では不利なことが多い左打者であるが、映像を見る限り、センターから逆方向にも長打が打て、芯で捉えた引っ張り方向の打球は凄まじい伸びであるため、浜風に関してはさほど心配する必要はないと思われる。長打力以外の特徴はバットを上手く使ってタイミングをとることである。一塁手としての守備力を心配する声があがっているが、映像を見る限り、どうしようもないということはなさそうである。ただ、期待はできない。ある程度の守備面のマイナスは打撃でカバーすれば問題ない。ボーアには4番に定着するだけでなく他球団の4番に負けず劣らずの打撃成績が期待される。

 サンズはこちらも193センチ、102キロの巨漢で、長打力が武器の選手であるが、ボーアと違って右打者の外野手である。メジャーでの通算本塁打こそ10本と少ないが、マイナー通算180本、昨年、韓国リーグで28本塁打、113打点で打点王を獲得したことは確かな長打力を持っていることの証である。映像を見る限り、広角に長打が打てる打者だと思われるが、ライトの守備はお世辞にも上手いとは言えないレベルだと感じた。ただ、一塁もある程度は守れるようであるため、ボーアに何かあった場合には一塁手をつとめることも考えられる。年棒約1億2000万円は決して安くはない。サンズにはキャンプから外野手のスタメンに割って入るようなアピールが期待される。

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阪神 新外国人投手3人の紹介と期待されること

 2019年シーズンを3位で終えた阪神タイガースは今オフ、外国人中心の補強を行った。

 今回は新外国人投手をみていく。先発タイプのジョー・ガンケル(27)、中継ぎタイプのジョン・エドワーズ(31)、同じく中継ぎタイプで2019年シーズンまでソフトバンクホークスに所属していたロベルト・スアレス(28)の3人を獲得した。
 
 ガンケルは196cmの長身からスリークウォーターぎみに投げる右投手で、制球力が武器だという。映像を見る限りではスライダーが武器になると思われる。メジャー経験がないため年棒約5500万と比較的安く獲る事ができたが、先発ローテの競争に割って入るようなアピールをキャンプから見せてもらいたい。

 エドワーズはこちらも196cmの大型右腕(年俸約8800万円)。ただ、ガンケルとは違いオーバースローである。映像を見る限りでは151キロ程度の直球と縦に大きく落ちるスライダーが武器の投手だと思われる。縦に落ちるボールといえば昨季限りで退団したジョンソンのパワーカーブが思い浮かぶ。エドワーズにはジョンソン並みにとまでは言わないが、1年間8回を任せられる投手になってもらいたい。また、抑えの最有力候補である藤川球児に調子があがらないなどの異変があった場合はクローザーの役割も期待されるであろう。

 スアレスは昨季までソフトバンクホークスでプレーしていたためご存知の方も多いと思うが、身長188cm、オーバースローの右投手である(年棒約8000万円)。何と言っても彼の持ち味は155キロを優に越す直球である。2017年にトミー・ジョン手術を受けたこともあり、2018年、2019年シーズンは思うような活躍ができなかったが、トミー・ジョン手術から3年目となる今年は復活できると見込んで球団は獲得したようだ。その見込みは同じくトミー・ジョン手術を受けて3年ほど経ってから復活した藤川球児やマテオの成功体験からきていると思われる。スアレスには勝ちパターンの激しい競争に入ってきてもらいたい。

 次回は野手の新外国人を紹介する。

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